今から200年ほど前、文化文政の時代に成立した三味線音楽の1ジャンルで、浄瑠璃とそれに付随伴奏する三味線による。
長唄義太夫常磐津などと共に歌舞伎、歌舞伎舞踊の伴奏音楽として、なくてはならないものとして現在に至っている
鶴屋南北と並び称された(“日本のシェークスピア”)明治の劇作家河竹黙阿弥が数多く起用した。
歌舞伎や伝統的な演出においては、3〜4人の浄瑠璃方(太夫と呼ぶ)と2〜3人の三味線方から成るひと組のチームが、
舞台上手(客席向かって右側)に斜めに設けられた山台(演奏台)上に横一列に並ぶのが慣例。
萌黄(緑)色の裃(肩衣と前掛け)をつけて演奏する。
清元協会